mlp-wind621の 帰り道 ブログ

人はそれぞれ自分だけの帰り道を持っています。 学校帰り、仕事帰り、ふる里や自分にとって大切な人々からの帰り道、時には病院や遠い紛争地からの帰り道などもあるかもしれません。 そして何らかの理由で外出する事がままならない人にも帰り道はあるはずです。 すべての人の朝が始り一日にいろいろな事があった後、人はたくさんの思いを抱えながら自分自身の心の中に帰って行きます。 そんな帰り道の途中で、私がつぶやいたひとり言を書いてみました。 すべての帰り道があしたへの道に続くことを願いつつ・・・

【帰り道】 ひとり言 「スターをつけてくださった皆様へ」お伝えしたいことがありますので書きました

応援の星々をつけてくださった皆様



故あってリハビリ生活をおくっています。


はじめて皆様から応援の星々を頂いた時

ドキドキが止まらず、心臓のふくらみが

喉まできてしまったような感覚で

すごくうれしかったです。


本当にありがとうございました。


皆様のブログを読ませて頂き、すごい!

おもしろい! へぇーナルホド・・・

などと思ったものの勉強不足で、スターの

ボックス表示のない方にはいまだスターを

つけられずにいるわたしです。

ごめんなさい。


リハビリの状況によって不調になる時もあり

なかなか書くことができませんが、これから

も続けていきたいと思います。

よかったらまたのぞいてみてください。



mlp-wind621

【帰り道】 ひとり言 「二つの世界」

光と影    楽観と悲観

成功と失敗  否定と肯定

自由と束縛  好きと嫌い

幸福と不幸  健康と病気

裕福と貧困  水の上と水の底

子供と大人  過去と未来

 

心の中の二つの世界

 

どうせわたしなんか幸せになれないよ

自分は成功するはずがない

 

なぜ 幸せではいけないの?

どうして 成功してはいけないの?

 

どちらの世界を見ているのだろう

どちらの世界を選ぶの?

 

どちらを選ぶのもあなたの自由
何のきまりもない

 

人や物そして背景
二つが一つになって一枚の絵が描かれる様に
たとえどちらを選んでも
二つの世界は並んでついてくる
決して離れることはない

 

わたしは幸せになる 少し不安だけど

自分は成功する いろいろ躓く事はあっても

 

たとえ水の底に沈んでも
足は反射的に底を蹴って
ただひたすら
水の上を目指すことになるのです

 

あなたは影を抱いたまま
思いっきり光りを放つでしょう

 

 

 

 

遠い国で出会った一枚の絵

真っさらの心で 近づいていく

画布 絵具 筆の跡

過去が色彩となって 心に展がる

「好き」と「嫌い」だけの時間

まわりの世界が遠ざかる

次第に音が消えていく

 

 

 

 

 

イタリアルネサンスの画家ジョルジョ・ヴァ
ザーリは レオナルド・ダ・ヴィンチの評伝
を書き残しています

中学生の頃わたしはこの評伝の内容にふれ
ダ・ヴィンチの人となりに魅了されてしまい
ました

ダ・ヴィンチの作品に ほとんど同じ構図の
二枚の絵があります

ひとつはフランスのルーブル美術館が所蔵す
る「岩窟の聖母」
もうひとつはイギリスのロンドン・ナショナ
ル・ギャラリーが所蔵する「岩窟の聖母」で

二つの絵の大きな違いは 描かれている天使
にあります
ルーブルの絵の天使の手だけが イエス・キ
リストを指さしているようなのです

ナショナル・ギャラリーの絵にはダ・ヴィン
チの筆がほとんど入っていないと言われてい
ますが わたしはこちらの天使の顔に特に惹
かれました

見よう見まねで天使の顔を何度も何度も描き
直しながら 長い時間を過ごしたのを憶えて
います

 

わたしは画集などで いろいろな画家のたく
さんの絵に出会いましたが
中にはあまり好きとは言えない絵もありまし

例えばルノワールがそうで 素晴らしい作品
なのですがあまり心惹かれることはありませ
んでした

大人になってから 偶然ルノワールの実物を
見る機会に恵まれました

その時の衝撃
色彩のあまりの美しさに
言葉もありませんでした
目が覚めるとは このことだと思います

 

いつの日か 二つの「岩窟の聖母」の実物に
出会うことがあれば
二つの絵に対するわたしの「好き」も
もしかしたら変わってしまうかもしれまん
何だかとても楽しみです

【帰り道】 ひとり言 「願う」ということ

あれが欲しい

こうしたい

そうなりたい

どうしても何かを手に入れたいと
必死になって思いつめる


最後には
欲しいものを手に入れなければならない
そう思うようになる


欲しいものを手に入れる楽しさが
苦しさに変わってしまう
手に入れるまでの今という時間が
とてつもなく辛くなる
それでは日々がつまらない


今を飛び越えて未来は来ない


今をもっと味わって
今と仲良くあそびたい

 

 

あの火花がほしいのです
ほかにほしいものなどありません
鉄を打ち
飛び散る火花がほしいのです
ほかにかわるものなどありません

 

 

そうして「それ」をそこに置いて
わたしはからだを起こします

それから「それ」をそこに置いて
わたしはここを離れるのです

そうまでしてもあまりに悲しくて
抱えきれないもののために
涙というものが溢れてしまうのです

 

 

そうして「それ」をそこに置いて
わたしはからだを起こします

それから「それ」をそこに置いて
わたしはここを離れます

忘れるのではなく
受け容れるのでもなく
「それ」をそこに置いたまま
今という景色の中で息づくのです

 

 

  ー ちょっとより道 ー

 

 
漫画家 萩尾望都先生の作品
ポーの一族」との出会いから
先生の作品への思いを
ずっと大事にしてきました


最近「萩尾望都の描いたタロットカードがあるよ」といううわさを耳にし
調べてみたところ
なんと1976年の作品がある書籍に再録されていたのです
さっそくその書籍を購入


1976年当時はその存在すら知らなかったタロットカードに
今 出会うことができました


思い出のひみつ基地
そこに忘れられた宝ものにまた出会えたようで
なつかしく せつない 胸一杯の時間を過ごすことになりました

 

そろそろ家のあかりが見えてきました。
それではまた・・・

 

【帰り道】 「あなた」へのひとり言

たくさんの「あなた」へ

 

からだがしくしく泣いている日
長い1日の1分1秒を
「あなた」はどうやりすごしているのですか

不安や恐れの中
ひとりぼっちで自分に向き合い
気晴らしといえば
わずかな音楽が聞けるだけ
そんな毎日を
「あなた」はどんな方法で
繋いでいるのですか

同じ様な思いを持っているけれど
それぞれまったく違う時間の流れの中にいる
たくさんの「あなた」

いつかそれぞれの時間を
束ねて引っ張って
ひとつの流れにできればと
そういう思いが日々増している気がします

 

 

恋人と別れる度に
わたしの心臓の端をつかんで
あなたは大泣きする
ただ共鳴するわたしとの時間
でも嫌な恋などひとつも無かったはず
いつかあなたが誰かに辿り着いても
わたしはここにいるから

 

 

残されたがらくたの中から
顔をのぞかせた銀色のかけらひとつ
不意をつかれて立ちつくす

ここにあるのは悲しみ?
それとも喜び?

拾い上げた指先から伝わるのは
あなたが残したぬくもりの記憶

 

 

朝の街
朝日の貼ったテープを追いかけて車は走る
風が起こる
道の木の葉が賑やかに舞い踊る
行き先はわからないけれど
きっと 「あなた」が待っている気がする

 

 

宝冠弥勒 弥勒さん
弥勒さんに恋をして
毎日写真をながめてた
いつか会えると願ってた
幼いわたしはもうおらへん
写真もわたしもくたびれて
月日がどれだけ流れても
きっと思いはかわらへん

 

 

  ー ちょっとより道 ー

 


たったひとり帰る道
冬の夜空は落ちて行きそうに暗い
たとえ寒さに身を縮めても
この瞬間をひとりじめ
誰も知らない空間を抱きしめて
1日の満足を感じる

さあ この秘密をもって家に帰ろう

 

そろそろ家のあかりが見えてきました。
それではまた・・・

 

【帰り道】 日々のひとり言

緋色の髪の女 riding on a bike
炎のような髪を風になびかせ
どこへ向かっているの?
その髪だけは日常をうらぎってしまう

彼女はきっと魔女
今夜は魔女の集会

だって今夜は満月だもの

 

 

暗い夜
不意にあらわれた月
月を追いかけて車は走る
心の中に音符が踊る
踊る赤い靴さえはいて月まで駆けあがりたい
今夜はそんな満月の夜

 

 

時間の流れの途中
ふと目にしたあなたの姿
とても疲れて見えた

放心したような表情で
ただ機械的に手作業を繰り返す

あなたから
深い深いみどりがしみだすように広がって
いっそう悲しい姿になった

(何をすればいいのか どうすればいいのか)

あなたの生きた物語を
よければ わたしに聞かせて下さい
さあ この灯りの下に来て
わたしと話をしませんか?

(わたしにできることはそれだけですから)

 

 

青い四角い部屋の中
小さな窓のガラス越し
雨が聞いてとせがみます
何度も何度も繰り返し
ここにいるよと呼びかけます
そのうち部屋をつつみこみ
深い眠りに誘うのです

 

 

今 リュウを見てしまいました

家々の間をぬって
仕切られた空に向かって

ほら ここ

わたしの心臓のど真ん中から
すごい勢いで昇って行きましたよ

銀色にきらめくリュウがね

 

 

  ー ちょっとより道 ー

 


白い四角い部屋の中
ひとり佇む
突然colorの波 やがて洪水
まきこまれ のみこまれ 翻弄される
何ひとつ持たないまま
colorにのみこまれていたい

心踊るcolor 沈黙のcolor
colorに魅了されつくす

あなたの人生は どんな色?

 

そろそろ家のあかりが見えてきました。
それではまた・・・

 

【帰り道】にて 新しい時間のひとり言

異次元のスイカ

曲りくねってのびていく水道管

謎の構造をもつピラミッド

すべてまきこんで わたしはまわる
わたしもまわる
あなたもまわる
くるくるまわる
うんめいのわ とまらない



忘れかけてた 木々の緑が燃えるのを
それは ゴッホの絵のよう
空にゆらめき 天をめざす緑の炎
緑は燃える 燃え上がる



境界線をひきましょう
あなたのことは大切だけど
境界線をひきましょう
あなたから少し わたしから少し
ちょうど出会ったところで
シンプルな望みをかなえましょう
互いを大事にするために
境界線をひきましょう



雨あがり 木々にクリスタル
きらきらかがやいてる
ずっとまってた
もう会えないあの人からのsign
やっと届いた



人と解り合うには不十分な場所
ただ だまって目を閉じ
自分の中に沈んでいく
少し前の思い出が
涙みたいにこぼれてしまう

はい 今日はこれでおしまいです

さて 合図がきたようだ
次の場所はどんな所だろう・・・



  ー ちょっとより道 ー



車椅子で風をきったよ
おもいっきり風をうけたよ
sunをみたよ
太陽をみつけたんだ


そろそろ家のあかりが見えてきました。
それではまた・・・


【帰り道】にて 変化する時間のひとり言

オゥプン ザ ウィンドォウ

そうとなえると リビングの窓は開き
わたしは窓枠を越え
外の世界に一歩踏み出せるのだろうか

オゥプン ザ ウィンドォウ?

誰か正しい呪文を知りませんか

 

 

暗い淵を前に 途方にくれて
ぬけがらのように動かない
今少しの間だけ
どうぞこのままのわたしでいさせて
またもとのわたしにもどるから
もどるから

 

 

こぼれていくもの こぼされていくもの
手をひっぱっていいのか
足をひっぱったらいいのか
体ごと持ち上げればいいのか
なすすべなく ただここにいるだけ

 

 

いつか命はつきるでしょう?
苦しみも終わることがあるかもしれない
わたし幸せにまにあうかな

 

 

なんぼぉでぇもぉ もってぇけぇ
いくらぁでぇもぉ もってぇけぇ

なんぼぉでぇもぉ いくらぁでぇもぉ
すきなだぁけぇ もってぇけぇ

なんぼぉでぇもぉ もってぇけぇ
いくらぁでぇもぉ もってぇけぇ

いくらぁでぇもぉ もってったぁらぁ
二度とは かえされへん

なんぼぉでぇもぉ もってぇけぇ
いくらぁでぇもぉ もってぇけぇ
すきなだぁけぇ とってくなぁらぁ

覚悟して もっていきなさいよ

 

 

  ー ちょっとより道 ー

 


わんこは友達

にゃんこはstranger

人生を積重ねて
今ではかなりにゃんこ気分
いつかにゃんこと友達になれるかも

 

そろそろ家のあかりが見えてきました。
それではまた・・・